平田仁美氏を迎えてITOBA vo.l 5、いよいよ開催
九州全域で活動する繊維芸術家グループ「ITOBA」(イトバ)が、10月24日(木)から29日(火)まで福岡アジア美術館にてグループ展を開催します。
5回目の開催となる今回は、ゲストアーティストに正藍染でご活躍の平田仁美(ひらたひとみ)氏をお迎えします。
本日は平田氏のプロフィールを交え、独自の技法そして作品への想いをお届けいたします。
より美しい藍色を求めて
平田氏は文化服装学院を卒業し、2009年に独立。
2012年には福岡県三井郡大刀洗町でairu工房を設立し、より美しい藍色を求めて制作活動をなさっています。
第93回国展「工芸部新人賞」、日本民藝館展入選(ともに2019年)などとその作品は非常に高い評価を受けています。
Instagram|https://www.instagram.com/airukohboh/
線を探求した独自の技法
「どのようにして美しい線を表現しているのだろうか」、
平田氏の作品に魅了される多くの方々が抱くその独自の技法についてお聞きしました。
<平田氏>
技法は自身で試行錯誤中の独自のものです。
藍染めを始めたころに本の中でみた線より表現される嵐絞りが好きで
自分でも線で表現することを試行錯誤しています。
その中に面白さや美しさの一端を見つけることができたら更によいですね。
名称などはありませんが生地を折り、巻きつけによる絞りなので、「折り巻き絞り」と自称しています。
正藍染―藍本来の美しい色を引き出すために
<平田氏>
藍染めに関して、以前は化学建てをしていたこともあり、
薬品を使わない藍本来の自然の色、美しい色を知りたい、そういう染めをしたく正藍染めをしています。
普段は着るものを製作しているのでお客様に安心して提供できる染めであること、
私自身もストレス負担なく染めることができ、
洗う水を含め廃棄の際に土に自然にかえすことができるのも大切な要因です。
『ITOBA vol.5 –繊維表現いとかさね-』、10/24(水)~福岡アジア美術館にて開催
平田氏のオリジナリティ溢れる技法、環境と人への優しさを包括した正藍染の作品も展示される
『ITOBA vol.5 –繊維表現いとかさね-』にご期待ください。
『ITOBA vol.5 –繊維表現いとかさね-』
2024年10月24日(木)~10月29日(火)
9:30~18:00
金・土曜日は20:00まで
[入場/閉館30分前・最終日/17:00まで]
入場無料
福岡アジア美術館
企画ギャラリーA・B
〒812-0027 福岡市博多区下川端3-1
リバレインセンタービル7階
TEL: 092-263-1100
<お問い合わせ>
ITOBA 代表 田篭みつえ
TEL/FAX: 0942-72-8890
MAIL: info@sho-kobo.jp
〒838-0013 福岡県小郡市山隈113-5